円形脱毛症はストレスが原因?
円形脱毛症はストレスが原因?
ある日突然、円形、あるいは楕円形に脱毛が生じるのが円形脱毛症です。
その発症には主に精神的ストレスが関与しているとされてきましたが、
末梢神経の異常や免疫の異常などの関与も指摘されています。
ストレスが髪や頭皮に及び、薄毛の要因、誘因になることは知られいます。
実際、リストラにあったり、離婚、人間関係のトラブルといった
精神的ショックのあと、気がついたら円形脱毛症になっていたという方が
いると思います。
しかし、ストレスがなくても発症することがあり、ストレスによる影響と
いうだけでは脱毛が生じる理由には必ずしもなりません。
円形脱毛症では成長期の髪が抜け落ちるといわれています。
髪、頭皮に病的な変化が生じているはずですが、それについて末梢神経の
異常、または免疫の異常を指摘する専門家もいます。
末梢神経の異常というのは、毛根周囲の末梢神経の働きが悪く、そのため
毛根への血流が少なく、毛乳頭にじゅうぶんな栄養が供給されないことが
脱毛につながっている、という説です。
実際、毛根周囲の末梢神経を刺激し、血流改善をはかったところ、
脱毛した部分に毛が生えてきたという報告もあります。
しかし、円形脱毛症は経過とともに自然に治ることが多く、治療によって
発毛したのか、自然に発毛したのかの判断が難しいです。
免疫の異常というのは、本来なら異物(身体を構成する物質でないもの)
を攻撃し、排除するように働く免疫が、誤って自分のもの、
つまり毛母、毛乳頭などを攻撃し、傷つけてしまうことによって脱毛が起こる、
という説です。
円形脱毛症では毛球部へのリンパ球浸潤を認めることがあり、
このこと(リンパ球は免疫細胞の一種)が免疫異常説の根拠になっている
ようです。