加齢による脱毛症について
加齢による脱毛症について
年をとると白髪が目立つようになり、髪も薄くなってきます。
これは加齢変化、わかりやすくいえば老化です。
老化は身体各部に生じます。目が衰えて老眼になり、耳が衰えて
聞こえが悪くなり、皮膚が衰えてシミ、シワ、たるみなどが生じる
ように、髪にも白髪、薄毛が生じます。
それぞれの組織を構成する細胞の数がへったり、働きが悪くなったり
して、その組織の機能が低下するのです。
若いころは毛が密生していたが、まだらになってきた、硬い毛だったのが
軟らかくなってきた、太い毛だったのが細くなってきた、黒い毛だったの
が茶色っぼくなってきた…
という変化を、多くの人が経験することになると思います。
髪の量は年とともに少なくなり、全体的に30%くらい減少すると
いわれています。
30%も減ればまだらになり、髪の間から頭皮が透けて見えるでしょう。
それぞれの細胞にどのような変化が生じるのか、はっきりわかっている
わけではありませんが、髪をつくる毛乳頭細胞、毛母細胞の働きが衰え、
さらに血管などの衰えによる血流不足や栄養不足、皮膚の衰えによる
バリア(防御)機能の低下、免疫機能の低下なども加わって、薄毛に至る
のではないかと考えられています。
この老化による脱毛症は全体的に薄くなることが多く、一定のパターンで
薄くなる男性型脱毛症と異なるとされています。
しかし、男性型脱毛症も年齢が上がるほど増加することから、同一線上の
現象と思われます。