正常な抜け毛、異常な抜け毛について
正常な抜け毛、異常な抜け毛について
ヘアサイクルに異常が生じると、髪が薄くなってきます。
2から5年続くはずの成長期が短くなり、早く退行期、休止期に入って
しまうと、髪のバランスが崩れます。
抜ける数がそう多くなくても、同じ数だけ新たな毛が生えてこなければ、
髪は日を追うごとに薄くなっていきます。
こうした成長期の短縮と発毛のトラブルは、同時に起こることが
多いのです。
つまり、抜け毛が多くなり、生えてくる毛が少なくなって、髪の数がへり、
薄毛が進むことになります。
その範囲、程度、進行度は、どの部位の、どのくらいの髪が早く退行期、
休止期に入るか、そのうちどのくらいが発毛しないかによって決まってきます。
正常な抜け毛と異常な抜け毛があるわけですが、それを見分けるポイントが
いくつかあります。
1つは毛根の形状です。正常な抜け毛、つまり退行期→休止期を経て
抜けた毛は根元がふくれてこん棒状になっています。
異常な抜け毛、つまり成長期に病的に抜けた毛は先細りのゴボウ状に
なっています。
このような抜け毛が多い場合には、ヘアサイクルに異常が生じていると
考えていいでしょう。
1つは抜け毛の数です。実は、薄毛にもいろいろありますが、もっとも多い
男性型脱毛症(後述)の抜け毛もこん棒状で、正常な抜け毛と同じです。
したがって、抜け毛の形状だけでは男性型脱毛症の発症、進行を推測
できないのです。
しかし、男性型脱毛症の場合も、ほかの脱毛症と同様、抜け毛が
ふえることが多く、ごっそり抜けるような場合には、要注意です。
正常な抜け毛で1日1〇〇本くらいですが、知らないうちに抜け落ちる毛も
ありますので、洗髪時の抜け毛は50から60本と思われます。
洗髪後、バスルームの排水口にたまった髪を全部拾って数えてみて、
100本以上もあるようなら、やはり多すぎます。
もう一つは抜け毛の質です。髪は黒くて、太いのに、抜けた毛は細くて色も薄く、
弱々しいことがあります。
こうした抜け毛が多い場合には、発毛→成長のしくみのどこかにトラブルが
生じているものと思われます。